2006年1月に墨攻のロケを見に行ったときの写真です。
例によって2泊3日ですけど、今回ばかりは2泊で心底良かったと思いました・・・(ウラ話参照)。
今回の場所は、北京から車で200kmぐらい離れたのどかな田園風景と雑木林が広がる静かな地域で、易泉(イーシェン)という街です。
街の中心から車で20分位行くと、そこに広大なオープンセットがあって、主に城中と町の撮影が行われました。
何万もの大軍のシーン等は、内モンゴルで行われたそうです。
また、主に室内の撮影をした撮影所は、ゾウゾウといって、易泉から40kmほど離れているところにあります。
ただ、この易泉がいったいどこにあるのか、未だにわかりません。
確か、河北の料金所は通ったのですが、そこからどこをどう通ったのか・・・。
まずは撮影所に行きました。
ちょうど撮影も行われていて、ピリピリした空気が流れています・・・というか、寒くて本当にピリピリしてました(ウラ話参照)。
役者やスタッフの多くは香港の人ですが、そこに大陸や韓国の役者、日本のスタッフが入っているので、現場は4つの言葉が入り乱れる状態に。
カメラの阪本さんが大声で怒鳴ると、それが広東語や北京語に通訳され、スタッフに伝えられます。
さぞ混乱した撮影現場のように見えますが、実はそれはそれでスムーズにいっているようでした。
翌日はジェイコブ監督とオープンセットを見に行きました。
ホテルから近い場所で、こんな広い場所があることに驚きました。
ただ冬は本当に寒くて、撮影用の火がすぐ消えてしまう、水はすぐ凍ってしまう、持って行ったブドウも凍る、といった状態で、撮影は大変だったそうです。
確かに私が行ったときも、水という水は全て凍ってました・・・。
さて、易泉の街は、旧正月前ということもあって、買い物客が大勢来ていました。
ちょうど、日本の師走といった風情で、どの店もセール中ですが、不思議なことに衣類店ばかりなのです。
東京で言えば、横山町とか馬喰町みたいな場所なのでしょうか。
北京からそこそこ近いのに、物価はかなり安いみたいです。
ダウンジャケットの高級なものでも、3000円位でした。
私は中国軍用のコートを買って帰ろうと思いましたが、かなり重いらしく、あきらめました。
観光地ではないので、日本人が来ることなんて滅多にないと思います。
そのためか、どこへ行ってもみんな珍しそうにこちらを見るのですが、すごく親切で、身体は冷えていても(ウラ話参照←くどい)心は温かかったです。
さて、映画も先日、完成いたしました。
日本でも公開される予定ですので、お時間があったら是非ご覧になってみてください。